「しょうれん」という絶対的シンメ
2017年7月、EXシアターで見た「二人の花」
あれは「シンメ」そのものだった。
あそこまで圧倒的なシンメトリー曲を見たのはいつぶりだろう?
歌詞も演出も二人の目線も。
歌い始めは下手セットに紫耀、上手セットに廉。
二人を乗せたまま前に動き出す階段付きのセット。
サビを歌いながら向き合って階段を降りてくる二人。手を前に出す姿がお互いに手を差し伸べているようで。その姿が脳内から消えない。
平野紫耀と永瀬廉。
いつまでも消えることのないしょうれんシンメ。
実際のところ、Mr.KINGの中で廉くんと海人のれんかいコンビもとても好きです。
この二人にしか出せない空気と二人にしか見せられないアイドル像が好きです。廉くんと海人って方向性は違うけど、二人とも自覚的に自分を魅せることがうまい。
「チラリズム」(2016年サマステ)
「愛 Love You」(2017年キントレ)
この2曲はどちらも二人のアイドル感とれんかいの双子感がぱんっぱんに詰まったすんばらしいユニット曲なので是非公演の映像をお見せしたい。♩チラリズムは少クラのメドレーで歌っていて♩愛Love YouはジャニーズJr.情報局会員動画として湾岸liveのときの映像は残っているけど、残念ながらEXシアター公演は映像化されていません。(本当に本当に本当に本当に本当に残念)
EXシアター公演のDVDってそろそろ発売されるんだったっけ??(されないよ)
あと、いつも海人は廉くんに関する大切なことを教えてくれるんですよ。
廉は人より早く稽古場に来て自主練してる とか、廉はオレが困ったときにいつもさり気なく助けてくれる人 とか。廉くんの良いところとか可愛いエピソードをこっそり教えてくれる海人。
海人はしょうれん担だと思ってるしなんなら廉担だと思ってるので!これからもスパイ活動よろしくね!!!
もちろん、紫耀と海人コンビも推せるわけで!
ダンス歴が長いこの二人だからこその、圧倒的なパフォーマンスを見せてくれる。
自分たちで振付を考えたという
「ブリュレ」(2016年サマステ)
「RUN FROM YOU」(2017年キントレ)
この2曲はダンス経験豊富なしょうかい二人がアイドルの枠から抜け出して、"これが俺たちの真髄だ"と見せつけてくるかのようで、生で見たとき一瞬も気が抜けなかった。
そして♩ブリュレを見たとき、ずるい!!!と机をバーーーンしたくなったのが、踊りながら目を合わせる紫耀と海人。
海人と目が合ったら、にやっと笑う紫耀くん。そんな紫耀を見て頷く海人。
なにその二人だけの世界。
なにその海人への信頼感MAXな顔。
外野から紫耀と海人を見てると、紫耀くんって海人のことを一人の仕事仲間・自分に張り合うライバルとして認めているなあっていうのを分かりやすく感じる瞬間が多々あります。(独断と偏見)
それにしてもシンメトリー(対称)と呼ぶには、しょうれんは似てないところが多すぎる。ジャニーズ界における「シンメ」は一見、似てない者同士ほど魅力的で強烈な存在になると思っているのですが(KAT-TUNの仁亀、SexyZoneのふまけん)一般的な「シンメトリー=対称性」って言葉で表すにはしょうれんの2人って非対称なところが多いよなあって。
足も腕も腰も細いすらっと体型で地黒でおしゃべりで大雑把で毒舌つっこみ属性なのに実はやや天然かつボケたがりでツンツンしっかりキャラと見せかけて不器用な寂しがり屋のかまちょで魅せ方を意識して1つ1つの振付を丁寧に踊る廉くん。
ふくらはぎやお尻のボリュームはジャニーズ1では?レベルの筋肉質で死ぬほど天然な自由人と見せかけて実は頭の回転が速い仕事人ででもやっぱり底抜けに自由人でヒップホップ系からしなやかな動きまで自由自在に踊りこなす紫耀くん。
パッと挙げろと言われたら二人の共通点なんて、度胸がある・とにかく小顔・圧倒的な顔面力、ぐらいでは?(いやもっとあるだろ)
なんならダンスのタイプが似ている紫耀と海人の方が、パフォーマンス的にはシンメ位置にいるのがしっかりくるときもある。廉くんと海人の方がシルエットは似てるし。
それでも廉くんと紫耀くんは絶対的シンメとしてこれからもわたしや多くのしょうれん担の心の中に存在し続けるんだろうと思う。
それと、存在し続けてほしいと思う。
King & PrinceとしてめでたくCDデビューが決まって、これから6人になると、きっと変わることもたくさんある。 しょうれんのシンメ立ち位置がなくなるかもしれない。逆にシンメ立ち位置のふたりがたくさん見られるようになるかもしれない。
なんにせよ、とにかく、Mr.KINGの3人がばらばらにならず3人が同じグループでデビューできるってだけで本当に嬉しい。神様ありがとう!!!同じグループならいつかしょうれんかいの3人ユニットやしょうれん・かいれん・しょうかいみたいに2人ユニットで、何かやってくれる可能性もある。神様、明るい未来を作ってくれてありがとう!!!!!
むしろ6人になったことで、しょうれんでBrotherを歌いやすくなったんじゃない?いつの日かまたこの曲を聞けるんじゃない?っていう淡い期待を捨てられない。もしかしたら今のふたりにはBrotherは似合わないのかもしれない。とは言え見たいものは見たい。
あわよくば、東京ドームのセンターステージで向き合って手を握りスポットライトを浴びるしょうれんを見たい!!!「ナ・ナ・ナ・ナ涙をぬーぐーっていこーーーあの未来を共に」と歌いながら、せり上がるセンターステージに立つしょうれんが見たい。ステージが頂点に達したときに見つめ合いながら「You're my brother」と歌うしょうれんが見たい。えげつない破壊力だろうなあ〜〜〜あ〜〜〜見たい〜〜〜。これ、しょうれん担のみんなは見たい人続出じゃないですか?デビュー3年目とかに"幻のあの曲"的な扱いで歌ってくれるのもいいし1stアルバムに収録されていてもいいし。とにかく、昔と違った今のふたりのBrotherが見たい。
関西で出会って、気づけばここまで離れることなく同じ道を進んできたふたり。友だちでもなく兄弟でもなく、だけど他のJr.たちとはどこか違った、特別な関係のふたり。
ステージでトラブルが起きたときの2人の対応力には驚かされてばかり。なんならアイコンタクトをせずに息ぴったり助け合う。(ここ最近の仕事だと、帝劇の機構トラブルが原因で2幕開始が遅れたときにMr.KINGがトークで繋いでいた場面や湾岸単独でイヤモニがうまく聞こえないときのハンドマイクへの切り替えやバトンパフォーマンスのときのアイコンタクトetc.)彼らはお互いなんとなく「考えてることがわかる」らしい。まじか。さっきは似てないところが多すぎると言ったけど、同じ景色を見てきた時間が長いせいかステージに立っているときの空気感が似ていたり表情の作り方が似ていたり豪快な笑い方だったり、似ているところもたくさんある。グループに話が振られたときの誰が話し出すかっていうタイミングもお互い感じ取る。「どこかで通じ合ってる」、「どこかでわかり合っている」感をものすごく感じる。
このふたりの関係性はとてもじゃないけど、過去の記録から軽率に考察して言葉としてまとめられるようなものではありません。(神格化しすぎ)
でも、唐突に「二人の花」の力を借りてしょうれんという絶対的シンメの存在を残しておきたくなりました。
それで、今回、感情のままにガーーっとここまで書いてきたのでした。
ここから先は「二人の花」演出の続きに200%個人的な気持ちと解釈を押しつけていきたいと思います。なので、読む方は広くて穏やかな心で見守ってください。なにとぞ!
この曲がなんでこんなにしょうれんを投影してしまうのか。歌詞は最後にまとめて残しておきます。
「二人の花」演出、つづき。
サビが終わってふたりでアクセントダンスを踊る間奏。
「二人で過ごした時間の大切さ 今になってやっと気づけたのに」の歌詞をひとりで歌う廉。このとき、紫耀は先に歩いていき、下手側の階段を上る。
「やっと気づけたのに」まで歌いきってから上手側の階段に上って紫耀と同じ高さに立つ廉。そして、ふたりで歌う最後のサビ。
この「二人の花」の演出はまるで、
先に先に進んでいってしまう紫耀に焦りを感じて悩んでいた廉くんが自分の中の葛藤に決着をつけて、やっと紫耀と新しい関係性を築けた今、の投影では?!
もしもこの曲を、2015年夏に歌っていたなら、
2015年の春、拠点が東京に移った紫耀。Sexy Zoneのツアーバックに付いていた。その間、廉くんは関西ジャニーズJr. 春松竹公演のセンターとして松竹座に立っていた。そして、春松竹が終わるとともに東京にやってきた。Sexy Zoneツアーバックにも合流。そして勝つんだWINを歌った6人でキンプリ第1章が始まる…
っていう単純に当時の事実描写のようにも考えられなくもないなあとも思ったんですが、今回2017年のMr.KING公演で歌われたからこそ、この曲を深読みしてしまう。
一応、自分のスタンスをはっきりさせておいた方がいいかなと思ったので書いておくと、しょうれん不仲説や雪解け説や色々なお話はありますが、しょうれんの空気感が変化していった要因が廉くんの葛藤だけだったとは思っていなくて。
もちろん、ポポロで語られていたように、たしかに廉くんが自分と紫耀くんの関係性に悩んでもがいていた時期はあったのだと思います。ある人の言葉で、背中を押してもらえたのだと思います。でも、今までのしょうれんの空気感は、関西から東京に移ってきた2人にしか分からない距離感・周りの環境の変化・人格形成期ならではの不安定さなどなどたくさんの要因が絡まった結果なんだと思っています。(事実はしょうれんのみぞ知る)
ただ、この演出を見たらしょうれん物語が止まらなくて………しかも、この曲を歌いたいと提案したのが廉くんから、というところにまた何か深い意味を感じてしまって。
2016年8月の永瀬廉×SixTONES×Travis Japan公演のセトリの中で廉くんが歌いたくて入れたという一曲が「ただ前へ」。2016年夏にこの選曲をしてくるような廉くんが提案した曲となると、きっと今回の「二人の花」の選曲にも何かしら廉くんの心理状態が何かしら反映されてるんじゃ…と考えてしまう訳です。(事実は廉くんのみぞ知る)
2016年9月〜紫耀は座長としてジャニーズフューチャーワールドに出演、海人は「Johnny's 5」というユニットを組んでDREAM BOYSに出演。2016年秋、大学受験という大事な時期ではあったけど廉くんだけ個人仕事がなかった。
それが分かっていた8月のコンサートで
目の前を塞いでいるのは 壁じゃなくて扉なんだ
おそれないで 焦らないで
君だけの明日を その手で掴むのさ
ただ前へ ただ前へ 僕ら歩いてゆこう
問題は山積みさ 悩みも消えないだろう
でもあと一歩 あと一歩 進む道の先で
ヨロコビもカナシミも やがて花となるでしょう
と歌う廉くん。この廉くんを見て、泣かないでいられるファンはいるのか。
廉くん!私たちは廉くんがどんなに重くて大きな扉でも開けられるようにいくらでも後ろから支えるから!!!廉くんが大きな花を咲かせ続けられるように水を探し続けるから!!!だから、途中で休んでもいいしむやみにやたらに前へ進もうとしなくてもいいんだよ。という気持ちでいっぱいになってこの曲を聞いたとき涙が止まらなかったです。
廉くんの話ばっかりになってしまったので本題へ戻る。
ちなみに湾岸liveでも「二人の花」歌っています。ジャニーズJr.情報局の会員動画には湾岸liveの映像が残っているのでPay-easyで会費を支払って今すぐ「会員動画 #15」の15:42〜をチェック!!!!!
このときも新たなしょうれんシンメ演出が冴え渡っていた。
前奏中にしょうれんがセットの階段を左右から上っていくときに廉くんには赤、紫耀には青のスポットライトが当たっていて二人がセットの上で合流したら二人を白のスポットライトが照らすっていうしょうれんシンメ演出、天才。しょうれんの生歌はもり、天才。
一体、誰が考えたの………廉くん、いつかライブの演出や構成を考えたいって話してたけどまさか廉くんじゃないよね。見ず知らずのオトナだよね。はあ、早とちりするところだった危ない。
湾岸liveでは廉くんから「しょお!」って話振ることも紫耀くんから「れんは?」「れん」と廉くんの名前を呼ぶことも増えて。かいとが「今3人の雰囲気がとってもいいの」って話してくれて。
しょうとれんがもっと大人になって、距離感が遠くなるのか近くなるのか今のままでいるのか。これからどうなるのか分からない怖さとわくわくと。
何が起きてもきっと、わたしの中で"しょうれん"はいつまでも絶対的シンメとして存在し続けることは間違いない。
「二人の花」歌詞
(君たちがKING'S TREASURE 7/20〜26公演で歌われた部分のみ)
君が君らしく居てくれた時に
僕は僕らしく居られたかなぁ?
二人共に好きだったあの歌 今でも
たまに思い出すんだ
甘い恋に 一人酔いしれて
開く距離に 気づく事も出来ず
子供のように ただスネてたんだ
さよならは 言えなくて
咲いた花びら舞い落ちた
僕の掌するりぬけ
伝えきれずに閉じた言葉さえも
今は足りない面影探し
二人で過ごした時間の大切さ
今になってやっと気付けたのに・・・
咲いた花びら舞い落ちた
君の姿象る様に
飽きるほど交わした愛の言葉が
この胸刺さる
君を思い出に出来る頃には
きっと涙も乾くだろう
「サヨナラ」と告げて散った花びら
今は小さなつぼみとなって