「相対すMoon & Sun」は実在した
なぜこんなに「しょうれん」の存在に心がかき乱されるのか。
ふたりに何かをしてほしいわけではなく、ふたりがただ生きている姿、アイドルとして活動している光景を勝手に見て、ふたりの言動に勝手に一喜一憂していたい。
そんなふうに思っています。
まず、本題とは関係のない話をします。
これまで、Twitterでは廉くんの成長を記録しながら、廉くんの魅力がひとりでも多くの人にほんの一握りでも良いから伝わってほしい、こんなに素敵なアイドルがいることを知ってほしいと思って、廉くんの素敵だな、と思った一面やエピソード、言葉を残してきました。
アカウント名も「Ren’memo・廉くんの成長記録メモ」という気持ちで付けました。
ただ、ある時から、自分の表現の仕方によって「永瀬廉」というアイドルの魅力を、ある意味、狭めてしまうこともあったのでは、と怖くなることがありました。廉くん自身の何かを左右するようなことではないにせよ。
そんなこともあって、廉くんの言動についてあれこれと触れることは控えるようにしようと思うようになりました。たまに、こらえきれずに書き連ねてしまうこともありますが。意志が弱いのと、廉くんがやっぱり素敵アイドルなのとで、どうしても指が動いてしまう……(笑)
続きを読んでいただける方には、この前提を念頭に置いていていただけたら嬉しいです。
ここから先に書いていく内容は、“廉くんや紫耀くんってこういう人!しょうれんってこういう関係!”と断定したいわけではなくて、2020年6月12日、MステのMazy Nightパフォーマンスを見たことで「しょうれん」という存在に改めて心を揺さぶられて情緒を失ってしまった一人のKing & Princeファンが、今溢れ出ている感情をうまく消化するために書き進めていった長めのひとりごと、です。
2020年3月以降「外出自粛」が呼びかけられていた日本・東京。
5月から徐々に対面の撮影が解禁され始め、とはいえ、感染予防の観点から、タレントの健康を守るためにソーシャルディスタンスの確保は徹底されていました。
2020年6月12日、King & Prince出演のMステも例にもれず、3密を避けてメンバー間もしっかり距離が取られた横一列の立ち位置でスタートした「Mazy Night」のパフォーマンス。
パフォーマンス開始30秒も経たない頃、事件は起きました。
紫耀「今冷めやらない熱情懐くJustice」
廉「相対すMoon&Sun まだ青いHonest…」
密接を防ぐためのアクリル板を挟んで、相対するしょうれん。
鏡合わせかのように、透明な壁越しに手を合わせるふたり。
!!!!!!?!!!????!
声にならない悲鳴を上げながら倒れた人は、相当数いたんじゃないでしょうか。
青のライティングとも相まって、まさに「相対すMoon&Sun まだ青いHonest…」の歌詞通りの世界が広がっていました。
目の前にいるのに、ソーシャルディスタンスを守るための透明な壁で隔絶されるふたり。
廉くんが歌い終わるまで、アクリル板の向こう側に紫耀くんの後ろ姿が見えている構図が、これまた、美しかった。
この場面、きっと「しょうれん」という概念を意識したことがない人の視神経にも「美しい」という情報を刻んだんじゃないでしょうか。
本当にしょうれんって、とにかく美しいですよね。
紫耀くんは全体的に顔のパーツがそれぞれ少し丸みを帯びていて、見ているとなんだかほっとする柔らかい美しさを持っていて、廉くんは目も鼻も骨格も、とにかくシャープで「整っている」という印象が強い凛とした孤高の美しさ。
※廉くんのくりっとした目線や、きゅるんと上がった口角などは、クールビューティではなくベリーキュートポイントなんだけどそこは今触れるとややこしくなるから割愛。(できてない)
桁外れのビジュアルを持っているふたりだからこそ、様々な演出が絵になるし、まるでふたりは超大作映画のなかの主人公なんじゃないかと思わせる力がある。
ただでさえ、美の暴力という武器を持っている平野紫耀&永瀬廉なのに、「しょうれん」という概念を知ってしまった私たちは、ふたりを見ながらどうやって平常心を保っていけばいいのでしょうか?
「しょうれん」は「紫耀くんと廉くん」コンビをまとめて呼びたいときの愛称でありつつ、「しょうれん」という概念でもあると思う。
(ややこしいのですが、コンビ名として使っているときは「二人」、概念的に捉えてるときは「ふたり」と書いていると思います)
多感な少年期から、大人まで共に成長してきた二人のことは、どうしても特別視してしまいます。
「ジャニーズJr.」という、自分の将来が約束されているわけでもなく、突然仲間が居なくなったり、自分の意志は関係なく仲間と離れ離れになったりするような世界。
そんな不安定な世界で、初めて出会った頃から離れることなく同じ並びで活動してきてデビューまでたどり着いたことが、まず奇跡みたいな出来事。(ほかにも同様な関係性の人たちはいますよね)
関西時代から二人を見ていた一人のおたくの私見としては、
しょうれんの関係性は、関西ジャニーズJr.時代/東京に進出した直後/東京で活動しはじめて少し経った頃/Mr.King vs Mr.Prince時代/Mr.KING時代/デビュー直前期/そして今のKing & Prince結成直後/デビュー2年目以降、という具合でいくつかのフェーズで変わってきたように思う。
その関係性の変化を踏まえて、今ふたりがお互いをメンバーの一人として尊重しているように感じます。
少し前の話になるけど、
Mr.KING写真集『DREAM KINGDOM』(2016年8月発売)撮影のためにロスへ行く直前、先輩グループSexy Zoneのコンサート(Welcome to Sexy Zone Tour@代々木体育館)にゲスト出演してパフォーマンスをした紫耀、廉、海人の3人。
このときを振り返って、廉くんが雑誌で話していたあるエピソードが忘れられない。
(※あくまで要約。正確な言い回しではないです)
「紫耀には基本的に怒られたことがなかったけど、このときの公演で立ち位置につくのが遅れたとき、紫耀に怒鳴られた」と。紫耀が土台になってしょうれんかいとが三つ巴()になりながら、紫耀が2人の体重を支えるようにして回転する危険なパフォーマンスもやったりしていたので、いつもより緊張感があったからなのか…先輩のコンサートだったから失敗は許されない気持ちだったのか…はたまた廉くんの態度に原因があったのか……
理由は分かりませんが、この話を読んだとき「今のしょうれんの関係性を感じる決定的なエピソードだな……」と思ったことを覚えています。
なんとな~くだけど、紫耀くんから廉くんへの関心が薄くなってるのでは…?と感じる時期だったし、廉くんも紫耀の弟ポジションではなく対等でいようとしているように見える時期でした。でも、当時の廉くんは今より不器用かつ内気かつピュアの権化みたいな男の子だったので、様々な点で、紫耀くんと対等に並ぶにしては少し幼かったように思います。
正確な時期はしょうれんのみぞ知る、ですが、
のちに廉くん自身が「勝手に悩んで紫耀とうまく話せなくなった時期もあった」「たぶん紫耀に嫉妬してたんやと思う」となんやかんや話していたように、素直に頼ることも、認めることもできない時期を経験していたことは、おたくの虚妄ではなく事実な様子。
紫耀は俺の葛藤もお見通しだったんだろうね、と廉くんが話していたので、紫耀くんから廉くんへの態度や感情は当時、ネガティブな変化はなかったのかもしれません。(こちらからすると色々と思うところはあったけど……!!)
でも少なくとも、年を重ねるにつれて、廉くん苦手分野を克服していく様子や廉くんの長所を紫耀くんがこっそり褒めるような場面が徐々に増えたなあと思います。
一度は距離が開いた(ように見えていた)二人が、それぞれのフィールドで実力を伸ばして、今ではお互いを補完しあって相手の魅力を認め合っている。
そんな風に、一つの壁を乗り越えて心を通わせた(ように思える)しょうれんの関係性に、人々はどこか憧れの気持ちを懐いてしまうんじゃないかなと。自覚せずとも、潜在的な人間関係への理想や憧れを持っている人は少なくないのではないでしょうか。
少なくとも私にとって、しょうれんは「自分の日常」というある物語に突然現れた、ヒーローたちなのかもしれない。
性格や得意分野などなど属性は異なる点が多いふたりなのに、一緒に過ごした時間の長さや、デビューまでに通ってきた共通の環境によって、ふとした時にふたりが無意識にシンクロするところがこれまた、しょうれんの神秘性や尊さが生まれるポイントでもある。
人が生きてる中で、そんなことってある?!というフィクションかのようなドラマティックな人生を歩んでいるふたり。
しょうれんのふたりには「奇跡や永遠」みたいな、人間の本能的な希望を感じて仕方ない。
廉くんや紫耀くん、そしてKing & Princeのストーリーには少しでも多くのハッピーなドラマが起き続けてくれたらいいなと願っています。
5thシングル『Mazy Night』
Congratulations!!!!!!